潮来市(歴史)概要: 潮来市の歴史は古く大和朝廷の時代から常陸国府と鹿島神宮を結ぶ官道の駅が設けられ「板来」と称されていました。潮来市は利根川と前川に囲まれた交通の要所で背後に霞ヶ浦や北浦が控えていることもあって多くの物資が運び込まれました。特に潮来河岸付近で川底が変わる為、小型の高瀬舟に積み荷の積み替えが必要になり各舟運の中継港として繁栄を極めました。江戸時代には東北諸藩の御蔵が建ち並び、東国三社と称された鹿嶋神社、香取神社、息栖神社の参拝者が多く訪れました。水戸藩では遊郭を設置して8軒の妓楼があったそうです。しかし、元文年代(1736〜1740年)、利根川が大洪水により川筋が変わり中継港として機能が半減すると次第に衰退し、明治時代以降の交通網の発達で河港としては完全に閉ざされてしまいました。
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