田中稲荷神社(筑西市)概要: 田中稲荷神社の創建はよく分かりませんでしたが古くから田中村の惣社として信仰されてきました。文治5年(1189)には源頼朝が奥州合戦の帰路でこの地を訪れ参拝したと伝わり、寛政元年(1789)には白川基公から正一位の神位を賜っています。
当初は田中村の中央に鎮座していましたが江戸時代末期の安政4年(1857)に火災により焼失し、文久3年(1863)に別当寺院だった宝蔵院の境内(現在地)に遷座再建されています。
現在の田中稲荷神社本殿は再建当時のもので一間社流造、総欅、小規模ながら建物全体に彫刻が施される見ごたえのある建物で貴重な事から昭和52年(1977)に筑西市指定有形文化財に指定されています。祭神:倉稲魂命。
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