筑西市: 医王寺薬師堂

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概要・歴史・観光・見所

医王寺薬師堂(筑西市)概要: 医王寺の創建は鎌倉時代の永仁3年(1295)佐藤英信(佐藤継信の子)が開基及び開山したのが始まりと伝えられています。故郷(福島県福島市飯坂)でも佐藤家の菩提寺である医王寺があり望郷の念から寺名を名付けたとされますが英信が故郷に帰ることはありませんでした。

現在の医王寺薬師堂は江戸時代中期の享保8年(1723)に再建された三間四面、寄棟、金属板葺、総欅造の建物で内部には厨子(一間社入母屋造、妻入り、正面棟唐破風、桁行0.894m、梁間0.576m、軒高1.288m、棟高2.14m)が安置され共に江戸時代中期の御堂建築の遺構のとして貴重な事から昭和52年(1977)に筑西市指定有形文化財に指定されています(厨子は平成15年:2003年に指定)。

又、医王寺境内にある佐藤英信の墓は江戸時代中期の元禄3年(1690)に当時の住職である竪者法印乗尊が建立したもので、高さ1.64m、厚さ24cm、小松石製、昭和52年(1977)に筑西市指定史跡に指定されています。

石造仁王像は左側は延宝5年(1677)に制作されたもので、花崗岩製、像高175cm、右側が寛文10年(1670)に制作されたもので花崗岩製、像高185cm、両像共貴重な事から昭和51年(1976)に筑西市指定史跡に指定されています。境内に生える藪椿は樹高約10m、幹周約1.7m、貴重な事から平成5年(1993)に筑西市指定天然記念物に指定されています。山号:月海山。院号:観喜院。

医王寺薬師堂:写真

医王寺薬師堂:参道から見た境内の様子
参道から見た境内の様子
医王寺薬師堂:正面から見た様子
正面から見た様子
医王寺薬師堂:左斜め前方から見た様子
左斜め前方から見た様子
医王寺薬師堂:文化財指定されている石造仁王像
文化財指定されている石造仁王像
医王寺薬師堂:境内正面に生える藪椿
境内正面に生える藪椿


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