行方市: 島並熊野神社

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概要・歴史・観光・見所

島並熊野神社(行方市)概要: 島並熊野神社の創建は応永元年(1394)当時周辺を支配した島並氏が勧請したのが始まりと伝えられています。中世は島並氏の崇敬社として庇護され天正9年(1581)、幹国の代には社殿を再建寄進したことが棟札に残されています。島並氏は天正19年(1591)に水戸城の城主佐竹義宣によって忙殺されたと推定され庇護者を失っています。

江戸時代に入ると麻生藩主新庄氏の崇敬社となり万治2年(1659)には社殿が再建寄進されています。古くから神仏習合し「熊野大権現」と称していましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色を一掃し明治3年(1870)に現在の社号である熊野神社に改称しています。

現在の島並熊野神社本殿は万治2年(1659)再建当時のもので一間社流造、銅板葺、建物全体が朱色に塗られ細部の彫刻には極彩色で彩られ、当時の当地方の神社建築の遺構として貴重な存在で棟札8枚と共に平成7年(1995)に茨城県指定有形文化財に指定されています。又、境内周辺は神域として古来から保護され様々な植生が見られ自然環境保全地域特別地区に指定されています。祭神:伊弉諾尊、伊弉冉命、素戔鳴尊。

島並熊野神社:写真

島並熊野神社:境内正面に設けられた石燈篭
境内正面に設けられた石燈篭
島並熊野神社:参道に設けられた石鳥居
参道に設けられた石鳥居
島並熊野神社:参道沿いに設けられた石燈篭と石段
参道沿いに設けられた石燈篭と石段
島並熊野神社:参道石畳みから見上げた拝殿正面
参道石畳みから見上げた拝殿正面
島並熊野神社:左斜め前方から見た本殿と透塀
左斜め前方から見た本殿と透塀


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