麻生藩概要: 当地は中世以来大掾氏の一族麻生氏が支配してきましたが天正4年(1576)に島崎氏の侵攻により滅ぼされます。その後、一時佐竹領となりましたが関ヶ原の戦い後は東西中立を保った為、久保田藩に移封となり、代わって功のあった新庄直頼が3万石で入封し麻生藩を立藩します。3代直好の代に実子直矩が幼かった事で養子になった直時が4代目を継ぎ直矩が成人になると5代目を譲り直時には7千石が分与されます。しかし、直矩に嫡子がないまま他界した事で一時麻生藩は廃藩となります。幕府の裁量で直時に3千石加増させた事で1万石となり改めて麻生藩を立藩、以後藩主の交代なく新庄氏が藩主を勤め明治維新を迎えています。
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麻生藩歴代藩主
| 藩主名 | 藩主年間 | 石高 | 備考 |
初代 | 新庄直頼 | 1604〜1612 | 3万石 | |
2代 | 新庄直定 | 1613〜1618 | 3万石 | |
3代 | 新庄直好 | 1618〜1662 | 3万石 | |
4代 | 新庄直時 | 1662〜1674 | 3万石 | |
5代 | 新庄直矩 | 1674〜1676 | 2.3万石 | |
6代 | 新庄直時 | 1676〜1677 | 1万石 | |
7代 | 新庄直詮 | 1677〜1708 | 1万石 | |
8代 | 新庄直祐 | 1708〜1735 | 1万石 | |
9代 | 新庄直隆 | 1735〜1755 | 1万石 | |
10代 | 新庄直侯 | 1755〜1772 | 1万石 | |
11代 | 新庄直規 | 1772〜1803 | 1万石 | |
12代 | 新庄直計 | 1803〜1845 | 1万石 | |
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