常安寺(行方市)概要: 常安寺は中世当地を支配した麻生氏の菩提寺で茨城県行方市麻生に境内を構えています。案内板によると「 麻生氏の菩提寺として、麻生三郎常安が天文14年(1545)に開基したものと伝えられる。もとは麻生城の北方の字道知にあり、那智山道知院と呼ばれ、道知幽源和尚がその第一世であった。その後、慶長4年(1599)2月、鷹庵大雛和尚が錫を麻生の地にとどめ、麻生氏の滅亡で荒廃し寺を、現在の地に移して、太平山常安寺と改称したものである。 麻生町 」とあります。
常安寺の境内は麻生城内にあり背後には土塁や空掘の遺構が散在し、有志により麻生氏の墓碑が建てられています。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行4間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、外壁正面両側には花頭窓付。境内に生える「ナギ」は推定樹齢300年、樹高約12m、幹周約2.4m、市内を代表する古木大木として貴重な事から昭和59年(1984)に行方市指定天然記念物に指定されています。山号:太平山。宗派:曹洞宗。
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