結城酒造概要: 案内板によると「 結城酒造は、安政6(1859)年の酒造鑑札を持ち、 この安政蔵は酒造業を始めた安政年間の建築と考えられています。切妻造、瓦葺の長大な建物で、内部は釜場、発酵場、麹枯らし場や広い土間及び畳敷の奥など、近世以来の酒蔵の様子を今に残しています。貯蔵用の新蔵用の新蔵は、切妻造、瓦葺、外壁白漆喰塗で、太い柱を蜜に立てた堅牢な構造をしており、安政蔵の南西にあります。内部は1階が酒樽の貯蔵、中央部2階が物置となっており、質素な外観ですが、酒蔵施設として欠かせない建物です。高さ10メートルの煉瓦煙突は、安政蔵の北側にあり、明治36年の建設と伝わります。安政蔵の釜場と地下の煙道で結ばれており、酒造施設の近代的な工夫を見ることができます。これらの建物は結城の街が商業都市として栄え、酒造業も盛んであったことを今に伝えています。」とあります。安政蔵、新蔵、煉瓦煙突は「 造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から平成12年(2000)に国登録有形文化財に登録されています。
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