常総市: 坂野家住宅

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概要・歴史・観光・見所
坂野家住宅(常総市)概要: 坂野家住宅は茨城県常総市大生郷町に屋敷を構えています。坂野家は戦国時代に当地に土着し江戸時代には当地域の総名主的な存在として名を馳せました。特に享保10年(1725)から行われた飯沼新田開発では「頭取」として陣頭指揮をとり広大な新田が開発され大きな影響力を及ぼすようになりました。現在の敷地3千坪(1ha)や建物(建坪約118坪)はそのような背景から整備されたもので、幕府の役人との接触が多かった事から表門(薬医門:城郭や武家屋敷など身分が高い家に認められた門)や座敷に直結する式台付きの玄関などが設けられ、それら身分の高い人物しか利用出来ませんでした。天保年間(1830〜1844年)には疲弊した大生郷村の荒地再興の為、二宮金次郎(尊徳)が派遣され坂野家住宅で采配し農業の仕法を住民達に教育しています。

坂野家住宅の主屋は概ね元禄年間(1688〜1704年)に建てられたもので、木造平屋建、寄棟、茅葺、平面はL型で入母屋の玄関屋根が格式を感じさせてくれます。内部は「四間取り」で主に幕府の役人など身分の高い人物を迎え入れる「座敷部」と日常生活が行われる「居室部」、作業が行われる「土間部」に別れています。座敷部は式台付きの玄関に直結して「一の間」、「二の間」、「三の間」と呼ばれる3連座敷が配され、床の間、違い棚、透彫が施された欄間など格式が高い意匠が採用されました。居室部は「茶の間」、「広間」、「仏間」、「納戸」で構成され何れも畳敷きで背後の女中部屋などは板敷きになっていました。土間部は作業スペースや台所として利用され、外部と直結していたので通常家人達の玄関にもなっていました。坂野家住宅(主屋・表門)は江戸時代中期の大型豪農建築の遺構として大変貴重な事から昭和43年(1968)に国指定重要文化財に指定されています。

坂野家住宅の文化財
・ 主屋−元禄年間−木造平屋建て、寄棟、茅葺−国指定重要文化財
・ 表門(薬医門)−元禄年間−切妻、茅葺、一間一戸−国指定重要文化財
・ 坂野家住宅書院-大正9年-木造2階,寄棟,桟瓦葺-常総市指定有形文化財

坂野家住宅:写真

坂野家住宅
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