五木宗レンガ蔵(常総市)概要: 五木宗レンガ蔵は明治15年(1882)に建てられたと伝えられる建物で、煉瓦造3階建、建築面積18u(延面積54u)、高さ10m、寄棟、銅板葺きです。五木田家は代々水海道河岸で栄えた廻船問屋の一つで、醸造業や廻漕業も営んでいました。江戸時代末期から明治時代にかけて鬼怒川舟運が飛躍的に発展、五木田家も財を成し象徴的な建物としてレンガ蔵が建てられ「五木宗」と呼ばれていました(明治25年:1892年に発刊された「大日本博覧図」にも記載)。
現在は内部改修や構造補強などを施してギャラリー兼資料展示スペースとして再利用されています。五木宗レンガ蔵は明治時代中期に建てられた煉瓦造3階建物として貴重で「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成12年(2000)に国登録有形文化財に登録されています。
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