金剛寺(笠間市)概要: 箱田山金剛寺は茨城県笠間市箱田に境内を構えている真言宗豊山派の寺院です。金剛寺の創建は鎌倉時代の承久年間(1219〜1222年)賀海和尚が開山したのが始まりと伝えられています。
その後一時衰退しますが文明9年(1477)笠間城の城主藤原(笠間)出雲守朝貞が霊夢により金剛寺を再建、笠間三ヵ寺の1つとして寺運が隆盛します。江戸時代に入ると住職が離れた為次第に衰退し明治4年(1871)に廃寺となり明治24(1891)年再び再興します。
金剛寺の寺宝(別当として管理していた滝野不動堂の本尊)である永正元年(1504)に制作された不動明王像及両童子像は昭和46年(1971)に茨城県指定重要文化財に指定されています。
本堂は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺、桁行8間、平入、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、内陣には本尊となる延命地蔵菩薩像が安置されています。花の寺2番。山号:箱田山。宗派:真言宗豊山派。本尊:延命地蔵菩薩。
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