江戸屋薬舗(常総市)概要: 江戸屋薬舗は元禄13年(1700)、藤屋伊右衛門(紀州、五木田の領主藤谷相成の後裔)によって創業された老舗廻船問屋で、代々当主は藤屋伊右衛門を世襲し、薬草を取り扱い、米柄類を江戸表まで運び、帰りに衣類などを当地にもたらせ豪商として発展しました。
明治時代に入ると藤屋伊右衛門から五木田伊右衛門に改称し取り扱う商品も変化しましたが、引続き屋号である「江戸屋薬舗」を継承し当地の豪商として名を馳せました。
現在の江戸屋薬舗の建物は安政6年(1859)に14代藤屋伊右衛門が建てたもので土蔵2階建、切妻、瓦葺、平入り、正面1階部分は前に張り出し下屋とし、外壁の仕上げを煉瓦貼にしています。2階の外壁の仕上げは黒漆喰で仕上げられ重厚な印象を受けます。看板は明治時代初期のもので当時としては画期的な立体文字により構成され趣きが感じられます。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-水海道まちづくりネットワーク歴史的建造物補完事業
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