石岡市: 若宮八幡神社

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概要・歴史・観光・見所

若宮八幡神社(石岡市)概要: 若宮八幡神社は茨城県石岡市若宮2丁目に鎮座している神社です。若宮八幡神社の創建は奈良時代の神亀5年(728)に勧請されたの始まりと伝えられています。以来、歴代領主や権力者などに崇敬され平安時代後期の永保3年(1083)には後三年合戦の戦勝祈願に源義家が参拝に訪れ、室町時代の応仁3年(1469)には太田道灌が武運長久を祈願しています。

天正18年(1590)、佐竹氏の府中城侵攻の兵火により荒廃しましたが寛永4年(1627)、府中藩(藩庁:府中陣屋)の藩主皆川氏により再興され以後、皆川氏の崇敬社となり社領10石が安堵されました。その後の藩主も崇敬庇護し、寛文5年(1665)には当時の藩主松平氏が本殿の改修を行っています。

現在の若宮八幡神社社殿(木造平屋建て、桁行3間、梁間3間、入母屋、妻入、銅板葺、棟唐破風一間向拝付、外壁は真壁造り板張り)は元文年間(1736〜1741年)に再建されたもので江戸時代中期の神社本殿建築の遺構として貴重な事から石岡市指定有形文化財に指定されています。随身門も社殿と同時期に建てられたもので、切妻、桟瓦葺、三間一戸、八脚単層門、左右には随身像(風神像・雷神像)が安置されています。祭神は息長足姫尊、誉田別尊、姫大神。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-若宮八幡神社別当
・ 現地案内板-石岡市教育委員会

若宮八幡神社:写真

若宮八幡神社:境内正面に設けられた石鳥居と石造社号標
境内正面に設けられた石鳥居と石造社号標
若宮八幡神社:朱色の随身門から見た境内の様子
朱色の随身門から見た境内の様子
若宮八幡神社:参道から見た社殿の遠景
参道から見た社殿の遠景
若宮八幡神社:社殿(本殿)正面と石燈篭と木製透塀
社殿(本殿)正面と石燈篭と木製透塀
若宮八幡神社:社殿(本殿)向拝に施された精緻な彫刻
社殿(本殿)向拝に施された精緻な彫刻


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